性病検査で妊娠もわかるのか調べてみた
性病の検査をする際には血液検査をしたりしますし、妊娠の検査でも血液検査をして妊娠をしているのかどうかを調べることが可能です。
また妊娠検査薬などを利用して尿で妊娠の有無を判別することもありますし、性感染症の場合も時と場合によっては女性でも尿道感染の疑いがあり尿検査で性感染症の検査をすることがあります。
この様に、妊娠の件で用いられる方法と性病の検査で用いられる方法にはいくつかの共通点があるように見えますが性病検査をした場合に同時に妊娠の事実も判明することが有るのでしょうか。
調べてみました。
性病検査と妊娠検査はまったくの別物
まず結論から。
性病検査で通常妊娠の有無を知ることはできません。
なぜそう言い切れるのか書いていきます。
まず、性感染症の検査で血液検査をした場合調べる数値は血液中に含まれる抗体と呼ばれる体内に入り込んできたウイルスなどの外敵をやっつける役目の物質の数です。
これに対して、妊娠検査で調べられる血液中の物質はHCGと呼ばれる糖タンパク質で性病検査で調べる血液中の物質とは全くの別物なのです。
なので、血液検査を受ける際に性病検査と妊娠検査を同時に受けたい旨を患者自身が依頼でもしない限り性病検査をする際にわざわざ同時に妊娠検査まですることは通常ありあえません。
産婦人科の医師がおせっかいですることも考えられなくはないですが、そのおせっかいでする妊娠検査の分の検査費用を負担するのは患者自身ですから普通は無いと思います。
また、尿検査で妊娠の有無を調べる際もHCGと呼ばれる糖タンパク質で性病検査とは全く関係のない物質です。
性病尿検査の場合は、尿中に含まれる性病病原菌のDNAをPCR法と呼ばれる方法で検出する形になるか培養によって病原菌の有無を調べる方法になるので妊娠に関する物質の検査はしません。
血液検査の場合と同様に、患者自ら依頼でもしない限りわざわざ患者に費用を負担させておせっかいで別の妊娠検査をするという事は通常考えられません。
性病検査と同時に妊娠の有無を知ることはできないということです。
どうしても気になるのなら再検査
以上、性病検査をしたところで妊娠の有無を知ることはできません。
どうしても気になるのであればセカンドオピニオンなどを受けてみてはどうでしょうか。
その時には性病の検査と妊娠の検査を別々に受けてくださいね。