性病検査を一通り受ける費用と選択肢などについて。
- 旦那が浮気した
- 妻が浮気した
- 身に覚えがある
等々の理由で、一通りの性病検査を受けようと思ったときに気になるのが
- 幾らくらいかかるのか?
- どうやって受ければいいのか?
- どこで受ければいいのか?
等々だと思います。
このページでは、それまで性病検査などとは無縁だった方が一通りの性病検査を受ける場合にどのような方法があるのかや費用面などについて解説していきたいと思います。
一通り受けるべき代表的な性感染症の種類
まずは、一通りとはどの性感染症の検査のことを言うのかを明確にしていきたいと思います。
一言に性感染症と言ってもその種類は多く、突き詰めればきりがなくなってしまいますので
- 感染しても気が付きにくい感染症
- 重篤な症状が予想される感染症
- 感染率が高く感染者数が多い感染症
に絞って検査を行うことが一般的ですので、一通りの性感染症検査と言えば
- HIV検査
- 梅毒検査
- B型肝炎検査
- クラミジア検査
- 淋病検査
- のどクラミジア検査
- のど淋病検査
の7項目検査を行うのが一般的です。
これに心配であればカンジダやトリコモナス・マイコプラズマ・ウレアプラズマ等の検査を付け加えればよいと思います。
女性の場合はこれとは別にHPVを含む子宮頸がんの検査も念のため受けておいた方が良いでしょう。(一見関連が無いように思えますが一応あります。)
一通り性病検査の受診場所と費用などについて
さて、一通り受けるべき性病の種類(HIV・梅毒・B型肝炎・クラミジア【喉を含む】・淋病【喉を含む】)が確定したところで次はどこで性病検査を受けるべきかという部分です。
性感染症の検査を受けられる場所は主に
- 保健所
- 病院・クリニック
- 郵送検査キット
の3つに大きく分けることが出来ます。
保健所で受けられる性感染症の検査は基本的にHIV検査のみで付属的にその他の検査を受けることが出来る場合があります。
料金は無料なので経済的ではありますが、原則的に平日の昼か夕方の2時間ほどしか検査を受け付けておらず、月に2回ほどの開催しかないので利用しずらい内容となります。
病院やクリニックで性病検査を受ける場合は、これといった自覚症状がない場合検査費用は保険適用外となるので検査項目1項目について5,000円〜1万円程度の費用が必要となってきます。
ですので一通りの7項目を受けるとしたら一人当たり約3万5千円〜7万円程度の費用を見ておいた方が良いでしょう。
それなりに高額な費用負担とはなりますが、お医者さんなどと相談しながら検査項目を決定できるというメリットがあります。
自由診療の場合の診療費は各クリニックや病院の自由な料金設定となっているので、事前に値段を確認してから行うのが肝要です。
最後は、病理検査機関などが販売している郵送性病検査キットを利用する方法で、各販売メーカーの検査キットの中で最大項目数の検査キットを利用すれば主要な性感染症の検査を受けることが可能です。
費用面では、一人当たり17000円〜20000円程度で済むので病院で検査を受けるよりも安価であり、二人同時に受ける場合などは男女ペアセットなどの割安価格の検査キットが用意されているので二人分で35000円前後の費用で多くの項目の性感染症の検査を受けることが出来ます。
郵送性病検査キットを利用するデメリットとしては、原則過去に感染経験がない人を対象とした検査方法をとっている為、過去に性感染症の治療歴がある場合利用ができない点です。
今まで人生で性病にかかったことがない人にとっては安くて正確な検査が期待できる手段となるでしょう。
郵送検査の場合自分で検体採取をする必要があるので、こちらのページにやり方の解説が載っているので覗いてみてください。
検査を受ける時期の注意点
一通りの性病検査を受けるとなると、一度に多くの種類の性感染症(HIV・梅毒・B型肝炎・クラミジア【喉を含む】・淋病【喉を含む】)の検査を受けることとなりますが各検査対象ごとに検査を受けることが出来る期間というものが有るので注意が必要です。
- クラミジア【喉を含む】
- 淋病【喉を含む】
については、比較的潜伏期間も短い感染症なので感染の可能性があった時から24時間後には検査を受けて正確な検査結果を得ることが期待できます。(ただし女性の生理中検査不可)
しかし、
- HIV
- 梅毒
- B型肝炎
については比較的潜伏期間も長い感染症であり、血液検査による抗体検査となるため感染の可能性がある行為を行ってから3か月後の検査が推奨されています。
そのため、焦って一通りの性病検査を性病感染の可能性がある行為から1週間〜3週間後程度にしてしまうとクラミジアと淋病の検査については正確な検査結果を期待できますがHIV・梅毒・B型肝炎の検査結果については信用性がない検査結果となってしまいます。
特に自覚症状もなく念のため受けるというのであれば感染の可能性がある行為時から3か月後に全ての検査を受けるのが良いでしょう。
(※この間ピンポン感染を防ぐため性行為は厳禁です。)
より確実な血液性病検査の受け方についてはこちらに書いています。
不安で仕方がないという場合は、先にクラミジア【喉を含む】・淋病【喉を含む】の検査を行った後、3か月後にHIV・梅毒・B型肝炎の検査を受けるというようにするとよいでしょう。
以上、一通りの性病検査を受ける費用と方法などについてでした。