性病症状なしでも検査推奨な理由を調べてみた。
- 遊び人とやっちゃった
- ヤリモク男にご利用された
- ゴム未使用
等々、性感染症の感染リスクが高そうな行為をしてしまった場合「性病に感染したかも!?」という不安はあるものの
「性病の症状ないし大丈夫っぽい?」
という場合でも多くのサイトや医療機関のホームページなどでは性病検査を受けることを推奨しています。
別に自覚症状もないしどうせ移っていないのだから受ける必要ないでしょ、と思う気持ちもわかりますが調べてみたら案外そうでもないという事が解りましたのでここに記載しておきます。
クラミジア感染に気が付けず卵管切除
少し極端な例にはなりますが、現実に起こった事例ですのであなたの身に降りかからないとは断言できませんので記載しておきます。
時期の特定はできないようでしたが(そもそも感染に本人が気が付いていないので)かなり長い期間クラミジアに感染していたことが原因で、クラミジア菌が卵管部分まで侵入してしまい、卵管の癒着が起こってしまい正常な排卵ができない状態になってしまっていたそうです。
この様な状態を卵管性不妊と呼ぶらしいのですが、この卵管性不妊の原因はそのほとんどがクラミジアの感染に気が付かず治療を行わなかった結果起こっているとのことです。
そして何より恐ろしいのは、このクラミジアが原因の卵管の癒着や閉塞はこの時点でクラミジア感染に気が付いて治療を行いクラミジアを退治できたとしても卵管は元には戻らず自然妊娠は絶望的な状態になってしまう事です。
体外受精などの方法で妊娠自体は可能なようですが自然な形で妊娠することは一生できなくなります。
女性の8割は症状なし無症状クラミジア
将来的な不妊につながる可能性があるクラミジア感染症ですが、おそらく最も恐ろしい部分はクラミジアに感染したとしても約80%の人が症状を感じないほど症状無しクラミジアかごく軽度の症状しか出ないクラミジアであるという事です。
症状は若干のおりものの増加や腹部の痛みですが、クラミジア以外の原因でも現れることが有るごく平凡な症状なので見過ごさられることが多いという事です。
感染経路は、セックスのほかに口腔内にクラミジア菌を保有している方からのクンニリングスなどオーラルセックスでの感染、ディープキスなどでの口から口への感染などがありますので「コンドームつけてたから大丈夫」という間違った考え方も影響して感染を誤って自己否定してしまう事も多いようです。
そのため、これといった検査や治療などは行われず気が付いたときには卵管が閉塞してしまっていたり癒着してしまっているという事が起こってしまいます。
早期に検査と治療を行っていればこのようなことにはならずに済みますが、本人に自覚症状が出にくく気が付くことが出来ない可能性が高いことが原因で将来の不妊を招く結果になってしまうようです。
因みに保健所などの研究チームが過去に学園祭やイベント等で25歳程度までの若年層に無料のクラミジア検査キットを配り無症状クラミジアに感染している人数を調べたところ、約5%の人にクラミジア感染が見られたという事です。
詳しくはこちらのページに記載しています。(内部ページ)
厚生労働省資料性病検査キット配布調査の結果など。
20人に1人くらいの割合です。
早期発見早期治療ならすぐに完治できる
これまで「不妊になる」だの「卵管切除」だの「クラミジアは感染しても症状なし」だの書いていましたが、クラミジアは早期に感染を発見して治療に移ればそれほど大変な治療を受けなくとも完治ができる病気です。
具体的には抗生物質などを1週間服薬するだけで治療は基本的には終了してしまうのであっけなく完治してしまう事も多いです。
治療にかかる費用も
- 保険適用 5000円くらい
- 自由診療 20000円くらい
とそれほど高額な治療費も必要ありません。
出来るだけ早く感染気が付く事!
たったこれだけの事で大幅に将来の不妊リスクを削ることが出来ます。
症状なしでも性病検査は重要でした【まとめ】
ここまでクラミジアの危険性について書いてきましたが、クラミジア以外にも症状がない性病や症状が出にくかったり気が付きにくい性感染症は存在します。
これらの脅威から身を守るためには要所要所で性病検査を受けるのが良いでしょうね。
性風俗店などで働いていればもちろん定期検査をしたほうが良いですが、そうでなければ
- 新しい彼氏ができたとき
- 初めての人と関係を持った時
- 遊びでやってしまったとき
など、これまで継続的に関係を持っていた人以外との性的な関係を持ったタイミングで検査を受けるのが良いのではと思います。
- 将来母親に絶対なりたい
- ママになるのが夢
- 自然妊娠で赤ちゃんを授かりたい
そのように考えているのであれば上の3つのタイミングや、これまで検査をしたことが無いのであれば今すぐにでも性感染症の検査を受けることをお勧めします。
もちろん、彼氏や旦那様も一緒に仲良く。