献血で性病検査はできません絶対やめてください。
無料で性病検査を受けたいと考えている方が、献血の前に行われる問診に嘘をついて献血を行いその血液が輸血に使われて患者さんがHIVに血液感染してしまった事例があったのは記憶に新しいところかと思います。
赤十字のほうでも警告がなされていますが、献血で性病の検査をすることはできません。
採取した血液が安全に使えるのかどうかを調べるためにウイルスの混入などが無いかの検査はもちろん患者さんのために行われますが、そこで陽性反応が出た場合も献血者にその事実を知らされることはありません。(血液は破棄されます。)
性病検査目的で献血を行う人を排除するためです。
無料でHIV検査などを受けたければ保健所へ。
どうしても、無料でHIVの検査を受けたいのであれば保健所が定期的に開催しているHIV無料検査を利用するようにしてください。
献血のように大量の血液の採取は不要で試験管1本分も採れば十分です。
匿名で検査を受けることも可能ですし、梅毒やクラミジアなどの検査も同時に受けられる場合もあります。
もちろん無料で。
保健所の無料HIV検査を希望しているのであれば、最寄りの保健所などのホームページなどを見れば開催日時なども確認できます。
ちゃんと無料で調べられる機会は用意されていますから、献血でHIV検査を無料で行おうなどとは決して思わないでください。
なぜ使用前のウイルス検査をすり抜けてしまったのか?
赤十字社のHPで詳細が掲載されていますが、HIVに感染しているかどうかの検査は献血者が感染から最低でも6週間以上経っていなければ献血後のウイルス検査をすり抜けてしまう可能性があるという事です。
冒頭で紹介した事例の献血者は、これに該当していたようで献血後の検査をすり抜けて60代の患者の輸血用血液として使用されてしまったという事です。
この様な、検査の欠点があることは赤十字のほうも事前に知っていましたのでそれを予防するために献血前にリーフレットの配布や問診票への記入をお願いしているという事ですが、この問診票に嘘の記載をして献血者は献血を行ってしまったという事です。
どんな検査でも100%は無く、結局最後の最後の部分は人間の良心などで安全を担保するしかないようです。
赤十字社参考ページ
http://www.jrc.or.jp/activity/blood/news/131213_001189.html