定期性病検査の間隔はどの程度が現実的なのか？
デリバリーヘルスやソープランドなど性的なサービスを提供するお店で働いている場合、定期的に性病の検査を行うことを義務付けられていたり、自発的に性病検査を受けている方も多いかと思います。
大抵の場合その間隔は１カ月に一度程度が多いかと思いますが、実際にはどの程度の間隔で定期検査を受けるのが適切なのでしょうか？
色々な情報を集めて検証してみました。
精度の高い検査が期待できる間隔をまず知ろう
一言に性病検査と言ってもPCR法などで病原菌のDNA検出を行う細菌性性病群と、血液検査などで抗体の数を調べる検査方法を主とするウイルス性性病群があります。
細菌性性病群は
- クラミジア（のどを含む）
- 淋病（のどを含む）
- トリコモナス
などがあり、比較的潜伏期間も短いことから検査を実施する際にも概ね感染の可能性があった時から１日〜２日後であれば精度の高い検査を期待できます。
特に、クラミジアと淋病は感染者数も多く感染者との接触の可能性も高いと考えられますのでより間隔の狭い時期での定期検査を実施することが推奨されるかと思います。
ウイルス性性病群は主に
- HIV
- 梅毒
- B型肝炎
- C型肝炎
がありますが、こちらの性感染症の場合潜伏期間が長く精度の高い検査を期待したいのであれば感染の可能性がある行為から１か月〜３カ月経った後で検査を実施する必要があります。
出勤から２日後には毎回検査がベストだけど…。
性感染症には絶対にかかりたくない！
そのように思いながら働いている方も多いかと思いますが、性風俗店で働いている以上性感染症のリスクから逃れることはできません。
なので、コンドームなどを利用して水際で感染のリスクを減らしつつもし感染したらすぐに判明させるのが最も自己防衛が出来る現実的なやり方かと思います。
そうなりますと、定期的に性病の検査を受ける間隔は当然狭い方がより感染してしまった場合でもすぐにその事実を知ることが出来ますので早い対処が可能となり性感染症のリスクをより抑えられる方法かと思います。
感染の可能性があった行為の日から２日後には検査が可能となるクラミジアや淋病などの性病検査は出勤日の２日後毎回検査が最も早く感染に気づくことが出来る検査間隔となろうかと思います。
しかし週に何日も出勤している場合、毎度毎度検査するのは費用面などでも大変ですので現実的に考えると最も感染の可能性が高い淋病とクラミジアを中心とした検査を１週間に１回受けるようにしておくのが現実的ではないかと思います。
出勤日が月に数回しかないのであれば、出勤日から２日後に毎回受ければよいでしょう。
血液検査系は１カ月に一度の間隔が現実的
性病の中でもＨＩＶ・梅毒・Ｂ，Ｃ肝炎などのウイルス系の性病検査は血液検査で行われますが、検査可能時期が感染の可能性があってから１か月〜３カ月とかなり長い期間を開けなければなりません。
ですので、これら血液検査系の性病検査は多くのお店で採用されている１カ月に一回という間隔での定期検査を受けるのが現実的なのではないかと思います。
また、月に一度のペース程度で全項目の検査を実施しておいた方が安心出来るかと思います。
ベストの性病定期検査の間隔はこんな感じ
まず、検査の結果にかかわらず性感染症と思われる自覚症状が出た場合は直ちに性感染症科などの病院を受診するのが基本です。
そのうえで自己防衛のために毎週クラミジアと淋病の検査を行い、月に一度の間隔で血液検査系を含む全項目の性病検査を受けるというのが最も現実的な性病定期検査の間隔ではないかと思います。
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