2人とも初性行為でも性病感染の可能性はある。
彼氏と彼女、二人とも初めて性行為を行うという状況だったとしてそれでも感染してしまう性病は存在するのでしょうか?
通常性感染症はセックスや愛撫などで用いられるオーラルセックスで感染することがありますが、過去にそのような経験がない場合そもそも感染の可能性が無いので性病の原因を持ちえない二人であれば性病の感染リスクは0%のように考えられます。
しかし、性感染症の中には性行為以外で感染する可能性があるものも存在するのでそうとは言い切れないのです。
性行為以外で感染する可能性がある性感染症とはどのようなものがあるのか?
見ていきたいと思います。
カンジダは常駐菌だから初でも感染可能性あり
性行為でも感染する可能性がある性病としてまず挙げられるのがカンジダです。
カンジダとは、真菌の一種でカビ菌のようなものですがこのカンジダ菌は実は膣内や空気中などに普通にあるものなので性行為をしたことがなかったとしても体に持っていることがあります。
実際、小さな赤ちゃんがカンジダ性の皮膚炎などになってしまう事もあります。
このカンジダは、通常の状態であれば自己免疫力や元々常駐している善玉菌の働きによって症状が出ることはありません。
しかし、免疫力が下がった時などに悪さをして症状が出てしまう事があります。
そのようなときに、お互いが性行為未経験者だったとしても初めての経験をすれば感染してしまうリスクは高くなります。
トリコモナス原虫の場合
次にあげられるのがトリコモナスです。
このトリコモナスは、公衆浴場などの利用によって感染する事例が少ないですがありますので初体験同士だったとしても感染の可能性があります。
- スーパー銭湯が好き
- サウナが好き
- スパなどによく行く
という方の場合は、たとえ性的な経験がなかったとしても感染の可能性が無いとは言い切れません。
しかし、公衆浴場などでの感染の可能性はあるとはいうもののその可能性は極めて低いものですので神経質になる必要はないかと思います。
あくまでも可能性の話です。
ヘルペス持ちの場合は要注意
最後に紹介する、性的な経験がなにもかかわらず感染してしまう可能性がある性感染症はヘルペスです。
性行為以外のヘルペス感染は、主に家族からの感染がほとんどでしょうから自分の家族の中にヘルペスウイルスキャリアがいる場合は要注意です。
- 家族でのタオルの使いまわし
- 家族間の食器などの使いまわし
- その他の接触
等で感染している可能性があります。
主に感染者は親でしょうからそのあたりの話はご家族の中でしていると思いますが、ヘルペスの症状がある状態で彼女や彼氏と性的な関係を結んでしまうとたとえ性的な経験がない状態であっても相手に感染させてしまうリスクがあります。
恥ずかしいかもしれませんが、自分がヘルペスに感染していることを知っているのであれば、愛する人を傷つけない為にもそのような関係になる前に信頼できる医師や専門家などに相談し正しい知識を得るようにしてください。
以上、初めて性的行為をする人同士でも感染の可能性がある性病でした。