保険証を使って性病検査にいってもバレないの?

保険証を使って性病検査にいってもバレないの?

健康保険証イメージ

 

社会保険や国民健康保険などの保険証を使用して性病の検査を3割負担で受けたいと考えている方の中で

 

  • 家族にバレないだろうか
  • どの範囲の人まで知られてしまうのか
  • 保険は使わないほうがいいのか?

 

不安になっている方も多いと思います。
実際私自身そうでしたので。

 

親や家族などに性病検査を受けたことがバレないように健康保険の利用を避けたほうが良いパターンと問題ないと考えられるパターンとを色々な角度から調べてまとめましたので参考までにお読みください。

 

 

そもそも健康保険をどこで使ったか知れる人は誰?

役所の仕事イメージ

 

通常医療費控除などを受けるために受け取る健康保険をどのような病院などで利用したかを記した「医療費のお知らせ」は全国健康保険協会などで作成され毎年一回「事業主」または「自宅」に発送されます。

 

この「医療費のお知らせ」の中に性病検査を受けた病院や検査機関の情報が書かれているわけですので、この「医療費のお知らせ」を作成している全国健康保険協会などの書類作成をしている方には残念ながらあなたがどこで健康保険証を利用したのかがバレてしまいます

 

お知り合いやご家族などに全国健康保険協会や国民健康保険を担当するような役所にお勤めの方がいる場合は注意したほうが良いです。

 

ただ、一般的にそのようなことは稀でしょうし全国健康保険協会や国民健康保険を担当するような役所職員は職務上知り得た情報を外で口外してはならない守秘義務があるのが普通ですので通常ここから性病検査を受けたことがバレる心配はないでしょう。

 

 

「医療費のお知らせ」を開封した家族や親

家族イメージ

 

「医療費のお知らせ」に記載されている内容は原則保険料を払っている本人かその家族しか知ることはできません。

 

会社などにお勤めの方の場合、会社の経理担当者か社長・人事担当などの人間が全国健康保険協会などから送られてくる封書を封書のまま本人に手渡し、又は郵送するので会社の人間にその内容を知られる心配は原則ありません。

 

ただ、

 

  • 親族が経営している会社で働いている場合
  • 個人事業主
  • フリーランス・自由業

 

の場合は結果的に自宅に直接「医療費のお知らせ」が届く、もしくは自宅に直接届くのと実質同じ状態になるので親や配偶者が自分宛ての「医療費のお知らせ」を開封して中身を見てしまう可能性が高いです。

 

加入保険が国民健康保険の場合は原則自宅に郵送されますのでこれも同様です。

 

また、会社勤めをなさっている方でも

 

  • 会社から自宅に郵送される形式の場合
  • 直接自宅に届けられる場合

 

には、ご家族に中を見られてしまう可能性が高いので細心の注意を払ったほうが良いと思います。

 

 

一人暮らしの場合は比較的安心。

一人暮らしイメージ

 

  1. 医療費のお知らせが届く
  2. 中の内容を見られる
  3. 性病検査を受けたことがバレる

 

という段階を踏むので、そもそも一人で暮らしているという方の場合は健康保険を使用しても同居の家族が居ないのでバレる可能性はほとんどないと思っていいと思います。

 

健康保険の使用を推奨する性病科の病院も多いですので積極的に使って3割負担の恩恵を受けましょう。

 

ただし、住民票のある住所に医療費のお知らせは届きますので実家からまだ住民票を移していない場合は実家に届いてしまいます。

 

そうなると当然、親バレのリスクが高まりますし親の扶養となっている場合も両親のもとに届く医療費のお知らせの中にほかの家族の使用履歴と共に記載されてしまいますのでほぼ間違いなくバレます。

 

 

最後にまとめますと

 

  1. 両親が経営していない会社で働いてる
  2. 一人暮らし
  3. 住民票を自分が住んでいる場所にしてる
  4. 親の扶養家族になっていない

 

という場合は健康保険を利用しても他の人にバレるリスクは少ないという事になります。

 

 

コラム:「医療費のお知らせ」が届く頃には忘れてる。

 

冒頭にもお伝えしましたが性感染症の検査を受けた医療機関の名前や内容が記載されている「医療費のお知らせ」は年に一回しか届きません。

 

ですので、最初は細心の注意を払うつもりで健康保険を利用して3割負担で検査や治療を受けたとしても実際にその内容が記載された「医療費のお知らせ」が届くのは半年後や1年後という場合もあります。

 

すると届くころには“すっかりそんなこと忘れている”という方が非常に多いようで、完全に油断しているところでバレてしまうというパターンが典型例です。

 

忘れっぽい人や全て陰性で「良かった性病にかかってなかった」と解放された方などが陥りやすいので自信がなく不安な方は安全策をとったほうが無難です。