リアルタイムPCR法・TP-PA法について調べたまとめ。
性病の中でも感染者数が多いクラミジアや淋病の検査に利用させるリアルタイムPCR法と、近年感染者数が増加傾向にある梅毒の検査に利用させるTP-PA法。
いったいどのような検査方法なのか気になりますよね。
病院や検査機関で多く採用されているこの二つの性病検査の方法について調べてみたことをまとめておきましたので参考までに。
リアルタイムPCR法のクラミジアや淋病の検査
リアルタイムPCR法を詳しく調べるのはかなり骨が折れました。
専門的な医学用語の連発でしたので専門家レベルの理解はできませんでしたが、ある程度のことは理解できましたのでまとめておきます。
どうやらリアルタイムPCR法とは、性病検査で言えば採取した尿や膣内分泌物の中にある淋病やクラミジアのDNAがあるのかないのかを調べる方法のようです。
検査対処となる検体の中にある少量のDNAを分解し、RNAを合成しdNTPを結合。
正直よくわからなかったですがこれによってDNAの複製体のようなものを大量に作って検体の中にちょっとしか含まれていないDNAパターンも検出できる検査方法といった感じのイメージでした。
クラミジアや淋病の検査の場合は、大量に複製したDNAみたいな物の中にクラミジア菌や淋病菌と同じDNAパターンがないかを調べる事によって感染しているかどうかを判定するという事みたいです。
DNA検査の一種のようなので検査制度はかなり高いとのことです。
ただ、検体中に血液が含まれていたりすると検査結果のブレ幅が広くなりすぎて正確な検査ができないという事なので、生理中などで検体採取の際に血液が付着してしまう状態では検査ができないという事らしいです。
それゆえ、女性の場合は生理が終わってから検査しなければなりません。
リアルタイムPCR法ザックリまとめ
- リアルタイムPCR法はDNA検査の一種
- 生理中はできない
- 検査精度はかなり高い
TP-PA法の梅毒検査について調べたまとめ。
梅毒検査で使われるTP-PA法についても調べましたのでまとめておきます。
TP-PA法では梅毒に感染した場合にできる抗体であるTP抗体が血液中にどれだけあるのかを調べることによって梅毒の感染しているのかどうかを調べる検査方法のようです。
抗体とは、体内に入ってきた体の敵を倒すために血液中に創られる兵隊のような存在で戦うべきウイルスや菌によって作られる兵隊(抗体)の種類も変わるという事です。
上に書いたTP抗体というのはVS梅毒専用の兵隊(抗体)だそうですので、TP抗体がいるという事は梅毒菌が体内に入っていて一生懸命戦っている何よりの証拠だからTP抗体の数を調べれば梅毒に感染しているかどうかがわかるという理屈ですね。
TP-PA法の梅毒検査で誤って感染していると判断されてしまう割合は全体の0.1%〜0.5%という事ですのでかなり精度が高い検査方法といっていいんじゃないでしょうか。
ただ、このTP-PA法にも欠点があって抗体の数の多い少ないによって感染を判断するのでまだまだ梅毒菌と闘う戦士であるTP抗体が少ない感染初期には正確な判断が出せないケースもあるようです。
そのようなことから、感染の可能性があった行為から2か月後以上たってから検査を受けるのがベターという事です。
また、以前に梅毒に感染した経歴がありその後完治した場合でも抗体は一生増えたままの状態になってしまうらしく治っていても陽性の検査結果が出てしまうため過去に梅毒感染経歴がある場合や梅毒の完治判断の検査としては使えないようです。
性病セルフキットなどでの梅毒検査はTP-PA法が採用されていることがほとんどですし、病院などの検査でも多く採用されています。
残念ながら過去に梅毒にかかったことがある方はセルフ性病検査キットを使用した検査は意味がありません。
梅毒感染の経験がない方は問題なく検査を受けることが出来るでしょう。