BLの裏、赤痢アメーバは男性同士の性感染症。
同性愛に興味を抱くBL信仰の女性や同性愛者の方がは知っている方も多いかもしれませんが、通常の性的な行為ではまず感染しない性感染症に赤痢アメーバがあります。
性風俗店などに勤務している方で、アナル舐めなどの行為をサービスとして行っている方などの場合も感染する可能性がありますが普通に暮らしている方が性的な行為で感染することは稀でしょう。
普通に暮らしている方が、海外旅行などに行った場合などくらいしか意識することもない赤痢アメーバについてこのページには調べた内容を書いています。
赤痢アメーバに感染する原因はなに?
赤痢アメーバの感染原因は、感染者の便などに含まれている赤痢アメーバ嚢子を何らかの原因で口から体の中に摂取することによって感染します。
赤痢アメーバ嚢子(せきりあめーばのうし)とは、赤痢アメーバという病原菌が膜のようなものに自分自身を包み込んで冬眠状態のような状態になった物の事です。
肉眼では見ることが出来ないくらい小さい大きさです。
具体的な行為で言うと
- 感染者のアナルを舐める
- 肛門を使用した性行為を行う
等になります。
これ以外の感染源は、通常の食中毒原因菌の感染経路とほとんど同じような経路をたどります。
赤痢アメーバに感染するとどうなる?
赤痢アメーバに感染すると、早ければ2週間〜3週間程度の潜伏期間を経て症状が出てくるという事ですがこの潜伏期間はあくまでも目安程度の物で長い場合は数か月〜数年間もの長い潜伏期間の末の発病することもあるようです。
発病後の症状は
- 血便が出る
- 便意が有るのに排便がない
- 排便時の腹痛
等の症状が出るようで痔やアメーバ赤痢が原因でない大腸炎と勘違いして病院に行く人も多いようです。
イチゴのゼリーのような血便が出るのが特徴という事で、高熱が出るような症状はあまりないようです。
また、5%程度の確率で大腸以外の臓器からの症状が出ることがあり中でも肝臓に膿が溜まる肝膿瘍となるそうです。
肝膿瘍となった場合
- 高熱
- お腹の上のアタリの痛み
- 肝臓の肥大
- 寝汗の増加
等がおこり、通常の風邪やインフルエンザなどと誤診されやすい症状が出てしまうそうです。
これを診断するお医者さんも得られる情報が少ないと的確な診断ができないようですので、病院などを受診する際は積極的にお医者さんに情報提供をすることが必要みたいですね。
赤痢アメーバの治療法は?
赤痢アメーバという小さな虫が原因の病気なので、除虫薬を飲んだり注射・点滴などで投薬してもらい治療をすることとなります。
- メトロニダゾ?ル
- チニダゾ?ル
- ドレナ?ジ
等の薬が使われるようです。
他の病気と誤診されて、除菌薬や抗生物質などを処方されそれを飲み続けても病気が改善しない場合はセカンドオピニオンなどを受けるとよいと思います。
また、肝膿瘍となった場合は外科手術が行われる場合もあるようです。
感染しないのが一番ですが治らない病気ではないようですね。
以上、赤痢アメーバについて調べてみた結果でした。